自宅のベッドで最期を過ごしたい! 病気があっても家で暮らしたい!在宅療養・介護のはなし

介護保険制度を利用し病気を抱えながらもご自宅で生活されている方も多くなっています。「最期は自宅のベッドで愛する人に囲まれながら逝きたい」をどうやったら実現できるか、ケアマネージャーとして訪問看護師として考えていきます。

高次脳機能障害とは? くも膜下出血の後遺症から徐々に回復が見られてきたglobeのKEIKOの歌声

私の青春時代の象徴でもあるglobe。

KEIKOさんの歌声は透き通っていて、当時の私の恋心にストレートに染み入ってきたことを覚えています。

 

KEIKOさんといえば、小室哲哉さんと2002年に結婚し、そして2011年10月にくも膜下出血で倒れ、救急搬送、緊急手術で一命を取り留めました。その後の闘病生活、リハビリ、小室哲哉さんの献身的な介護、看病により、徐々に回復が伝えられています。

 

8月15日付けのInstagramにて病後の歌声が投稿されました。

 

www.instagram.com

↑ クリックすると、歌声が聴けます。

 

 

 なんとも優しいKEIKOが存在しています。

今回は、KEIKOさんもリハビリを頑張っている高次機能障害についてお伝えします。

 

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

 

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高次脳機能障害とは

www.rehab.go.jp


 

 このサイトにわかりやすく書いてあったので、引用させていただきます。

 

 KEIKOさんのようにくも膜下出血以外にも脳梗塞脳出血脳炎、交通事故や転落、転倒による脳挫傷、脳外傷によって脳が損傷したために、知覚、学習、思考、記憶、判断などの認知過程と行為の感情や衝動を含めて精神的、認知機能に障害が生じた状態を高次脳機能障害と言います。

 

 この障害の症状は、まさに様々です。

また、時間が経ってから回復することもあります。

   徐々に回復することも、突然良くなることもありますので、脳はやはり不思議ですね。

 

症状の状態はMRIやCTなどの検査では一概にわからないところもありますが、脳のどこに障害があるかで、症状が判断できることもあります。

 

主治医の先生と密に相談しながら病状を理解していくことが求められます。

 

 

また、リハビリに関しても、様々な療法を取り入れています。

 

脳梗塞リハビリセンター|諦めない、脳梗塞・脳出血の後遺症

 

必ずこれをすると良くなりますとは言えないのが厳しいところですが、

必ず、信頼できる相談できる医師とセラピストと協力して回復を目指してほしいと思います。

 

 

回復といってもゴールが様々ですね。

 

「日常生活が送れるようになる。」

 

「会社に復帰できる。」

 

この二つの目標ではゴールイメージは大きく異なります。

 

日常生活ができるということでしたら、トイレに行ってご飯を食べて、片付けをして、寝て…などの基本的な生活動作ができるようにということですが、会社に復帰するとなると、今まで通りの仕事量は無理だとしても、社会的な利益を生み出して対価をもらうということを考えると、一定のことができるだけでは、十分な復帰とはなりません。また、社会性を持ち行動することが求められます。

 

小室哲哉さんもKEIKOさんについて「徹子の部屋」でこのように言っています。

 

「小学校高学年か中1ぐらいかですね。思春期とか反抗期前の女の子。パパと出かけると嬉しいとかそういう感じだと思います。」
出典:デイリースポーツ

 心身は健康体ですが、認知面や精神的にはそのような様子だと察することができます。

 

本当は音楽活動を再開して、ほしいと思っていることと思います。

 

発症から6年近くなりますが、まだこれからかもしれませんね。

 

 

 また、障害の状態によっては日常生活でも、目を離せないと言った状態の方もいると思います。

 

脳梗塞脳出血の場合は、40歳以上で介護保険を利用し、見守りやデイサービス、ショートステイなどのサービスを利用することができます。

 

しかし、脳挫傷といった外傷的な原因で高次脳機能障害となった場合は介護保険は利用でしません。

 

しかし、障害が固定されていれば、障害者手帳を取得し、障害者自立支援法にのっとり、各支援サービスを利用でしますので、役所に相談することをお勧めします。

 

介護や見守りも大変なことです。

また、リハビリも長期に続けていくことが必要です。

 

 どうか家族や近親者だけで抱え込まずに話をしながら、思いを吐き出しながら、少しずつ前進していってほしいです。また、そのお手伝いができる看護師でありたいと思います。

 

 

 

 

 

〜いつかglobeとして3人が一緒のステージに立ってほしい願いを込めて〜