自宅のベッドで最期を過ごしたい! 病気があっても家で暮らしたい!在宅療養・介護のはなし

介護保険制度を利用し病気を抱えながらもご自宅で生活されている方も多くなっています。「最期は自宅のベッドで愛する人に囲まれながら逝きたい」をどうやったら実現できるか、ケアマネージャーとして訪問看護師として考えていきます。

【高齢化社会】2025年問題なんて言うけど、自分の親もあと5年もするとそうなるのだから人ごとではない。

高齢化社会

 

もはや、人ごとではない高齢化社会は始まっていて、自分の親もそうなりつつあるわけです。今回は、自分の親をどうやって介護していくか考えてみたいと思います。

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

 

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 高齢化社会とは

総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率という。世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」という。日本は1970年に高齢化社会になり、1994年に高齢社会になった。2007年には21.5%となり、超高齢社会に入った。最新データである『平成23年高齢社会白書』によると、2010年10月時点の高齢化率は23.1%で、今後も日本の高齢化率は上昇傾向が続くとみられ、世界に注目されている。現在(最新2015年データ)の高齢化率は26.7%

                          超高齢社会 - gooヘルスケア

 

自分の親を介護する

 

 自分の親を介護するなんてことは、現在健康で、若々しい自分の両親を思うと、どうしても人ごとになってしまいます。

 

私の両親はもう70歳になりました。

 

 私の父は去年の夏に悪性リンパ腫と診断され、ステージⅣということで、命の危険もありました。

 

現在は抗がん剤治療も効果があり、腹腔内の腫瘍もなくなり、寛解ということでお墨付きをいただきました。

 

 抗がん剤を行なっていた時は、一日中横になっていることも多く、

貧血が強く、犬の散歩でも息切れがすごく、そんな様子を見ているのが辛かったです。

 

 

不思議なもので、看護師なのに、急に自分の家族となると尻込みして不安になったり、素人になります。

 

子供が生まれた時もそうでした。
熱が高くて不安になって夜間相談センターに電話してしまったことも何度もあります。
冷静に、看護師の頭で考えるとそこまで重症ではないし、様子を見るだけでいいわけでした。

 

ですので、

医療者の私でも不安になったり、わからなくなってしまうものですので、医療者でない方がそれを受け入れて前向きに対応できるなんてとても難しいことだと思います。

 

 

同居もしてない、近くに住んでいるわけでもない

 

 今、核家族化が進み、親と同居している世帯は本当に少ないと感じます。

訪問看護でお邪魔する患者さんも核家族、夫婦のだけの世帯がほとんどで、子供と同居している方は娘、息子が結婚していなくて両親と同居しているという家族構成が多いです。

しかし、同居しているから介護に関われるかというと、生活背景や仕事の内容などで、それぞれ違いますね。

 日中はヘルパーさんを利用しながら一人で過ごしている方もいます。

 

 

私の両親は車で2時間弱ほど離れたところに住んでいます。

 

何かあったらいくことは可能ですが、普段の生活の中で何か直接、介護に携わることは不可能ですね。

本当に、介護が終日必要になったら、同居するという選択肢を取るかもしれません。

そうした場合は今の仕事を辞めたり、介護休暇といった制度を利用して一時期休職することを選択するでしょう。

 

…現在の生活はそうしたらどうしたらいいのでしょうか。

 

子供や旦那のことをどうするのか?

私は、両親の元で生活して介護にあたり、子供たちは平日は学校もあるので、旦那に世話をお願いするとして、週末だけ戻ってくる。一週間分の料理の作り置きをしたり、溜まっている家事をする。

子供も連れて、同居してしまう。旦那は一人でもなんとかなる。など・・・

 

しかし、この介護状態がいつまで続くかにもよりますね。

 

 長期間にわたって介護が必要な状態なら、いつまでも同居しながら自分の家との往復を続けることはできないでしょう。

 

 また、完全に同居するとなると、生活そのものを変化させる必要もあり、新しい仕事や、子供たちの転校などものすごいストレスでしょう。

 

色々な選択をしなくてはいけません。

 

この時に、どんな課題があるのか、専門的な知識や病気の状態などアドバイスを受け、家族でどこをサポートするのか、病状から考えられることは何か、どんな経過が予測できるのか、などを相談することが大事ですね。

 

家族や親族だけで勝手に判断して、選択するにはストレスが大きすぎるので、注意したいです。

 

公的サービスの導入

 そこで、やはり、公的な介護保険サービスでサポートしてもらいながら、
必要なところで娘としての援助をしていくことが現実的でしょう。

 看取りなどの場面では、やはり家族の絆だったり、人生の最後をどう過ごすのか、誰にそばにいて欲しいのか、家族や親しい人との時間をどう過ごしたいのか、本人の思いを大切にしたいと思うので、家族としての関わりを重点的にしていく必要がありますね。

 

 ケアマネージャーさんはこういった場面で、同居していない家族をどうやって介護に巻き込むのか、手腕を問われます。中には家族が外国に住んでいるということもあり、連絡方法も、メールだったり最近ではLINEだったりします。

 

しかし、いろんな形がありますから、複雑だったり、仲が悪かったり、様々な家族関係で巻き込めないということもあります。

本人と相談し、どの家族に支援してもらいたいか、また相談したいかなど丁寧にお話しします。中には、病気がきっかけで、こじれていた親子関係を修復できるといった場面も聞いたことがあります。

 

いずれにしても、ケアマネージャーさんを中心にケアプランをたてる際は、同居していない、しかも近くに住んでいない家族にどんな支援をしてもらうかを織り交ぜて計画したいものです。もちろん、同居している家族、また、近くに住んでいる家族も含め、公的サービスだけでなく、家族にも負担がなく、快適に療養生活が送れるための24時間を考える必要あります。

 

まとめ

・2025年問題はもう自分の親を介護するとかもしれない、すぐそこの話です。

・同居家族のいない、独居や老夫婦の介護を考えるとき、家族関係に合わせ支援の仕方を織り交ぜて計画を立てる必要がある。

・LINEやメールを使った家族とのやりとりも行なっている。

・ケアマネージャーさんは同居していない家族を介護に巻き込む際は、家族関係や本人の意向にしっかり耳を傾け、支援の方法を考える必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【訪問看護】私を変えた「医師との協働」の話。現場は壮絶だけど、温かい。

訪問看護

 

訪問看護ステーションには、医師はいません。

これは病棟のナースステーションに必ずしも医者がいないのと同じです。

必要な時は医者を呼んだら、電話で相談したりしますね。

それと同じだからです。

 

でも、医者がいなくてどうやって医療を続けていくのか?

訪問看護の仕事がどんなものなのか、

よくわかりませんね。

今回は前回の続きです。

「この人と仕事がしたい」と思わせてくれた、訪問看護ステーションの管理者さんの話、「医師との協働」のことをお伝えしていきます。

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

 

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潜在看護師 訪問看護リカレント研修

 

医師との協働 訪問看護の実際における倫理的課題

訪問看護ステーションに限らず、看護師は保健師助産師看護師法に基づき、「厚生労働大臣の免許を受けて、 傷病者若しくはじよく婦(1)に対する療養上の 世話又は診療の補助を行うことを業とする者」と定められています。

診療の補助を行う点で、看護師は医師の指示のもとに行うことが義務付けられています。

 
 訪問看護ステーションも、医師の指示がないと、訪問して看護行為を行うことができません。 
 病院のように、その場ですぐに医師に診察してもらい、追加の薬や治療を行うことができません。ですので、訪問看護では、先を予測して、必要な薬が使えるように家族への指導や対応方法など確認をすることが多いです。  
 
でも、安心してください。自宅に訪問して診察をしてくれる医師がいます。
在宅療養支援病院、診療所というのがあります。
その医師と密に連絡を取り、患者さんの状態を報告し、治療の変更などを行います。
月に2回の訪問診療を基本とし、24時間体制で緊急に対応し、必要時に往診を行うことができます。
基本的に自力では外来の通院が難しい状態の方が利用しやすいように整備されています。この診療も医療保険が利用できますので、75歳以上後期高齢者医療では利用額は限度額適応で最大でも1ヶ月14000円程度です。 
 
この在宅診療医と一緒に協働していく必要があります。
主治医が基幹病院の場合もたくさんありますが、もちろんそういった病院の医師ともやり取りをしています。
基本的に電話やメール、FAXで連絡や報告をやり取りすることが多いですが、直接病院へ出向いて医師と会って話をすることもあります。
点滴や注射などの薬剤や物品はその在宅診療医や主治医の病院へもらいに行きます。また、そういった場面で直接話をしたり、相談することもあります。  

 
 

事例共有

 

がん末期の男性。70代。家に帰りたい本人と、病院にいてほしい家族でした。

家族は治療をやめて欲しくないという思いで、今後への望みを持っていました。

本人は自分の命の短さはわかっていて、家に帰りたい思いでいました。

 鎮痛薬(麻薬など)や在宅酸素などが必要な状態です。 

妻は自宅に帰ることへの不安もありました。

余命のことは説明しているが、理解できていないような発言があり、余命は3ヶ月と言っているのに、1年後の外来の予定を気にしたりいていました。  

 

 

退院する前から、訪問看護は病院へ行き退院前カンファレンスを繰り返していました。 実際に退院してきて、あまりいい状態ではありませんでした。退院から4日後に亡くなりました。 訪問看護師、また、その他のスタッフ(医師、薬剤師、ヘルパーさんなど)では

「できるだけ、家で過ごせるようにする。緊急時の対応は訪問看護がする」などと決まっていました。

しかし… 実際に呼吸が止まった場面で、一気に家族がパニックになります。

 

呼吸が止まりそうという緊急の連絡から15分後訪問看護師が到着しました。すでに呼吸はしていませんでした。微かに心臓が動いている状態でした。

 


長女「お父さんはまだ生きています。ほら心臓が動いているでしょう。やだ!お父さんこっちに戻ってきて」


妻「そうよ、諦めたらいけない。まだ心臓が動いている。急におかしくなったのだから。さっきまで話していたのに・・・」


次女「ほら、早くアレやってテレビでもあるでしょ。助けて!」 

訪問看護師は言われた通り心臓マッサージを数回行ったが、現時点で延命をするのは難しいし、本来望んでいたことではないという判断で


「お父さんが楽になったのだからゆっくりさせあげましょう」と説得しますが、応じず家族がしがみついて離れようとしない状況でした。 

 

 

 

本人は家で最期を過ごすことを望んでいたはずです。

しかし、家族が最後に、パニックになっていまい、心臓マッサージまで行った事例です。

 

 



穏やかな死とは・・・ 家族の思いをすり合わせることができませんでした。

 

 



訪問看護は退院と同時に開始していますが、十分な信頼関係を築くことができませんでした。また、医師の説明に対して、どのようにしたらいいかを家族とにしっかりと伝える、またその思いを確認していく作業ができていませんでした。

 講義をしてくださった管理者の方は、心臓マッサージまで行ってしまったことをとても悔やんでいました。 

 


穏やかに亡くなることができなかった。

 

信頼関係を作るのは時間ではない。
医師が行う説明に同席して妻や家族にどんな思いか、何を感じているのか、何が不安なのか、何を望んでいるのか?確認しておくことができなかった。

その話をされているその管理者さんは、本当に悔しそうで、本当に真剣に患者さんに向き合っていることが伝わってきました。
患者さんのエピソードを語るとき、本当に患者さんがそこにいるかのように思いが寄り添っていると思えました。

こんなに真剣に患者さんと向き合える!
こんなに一生懸命になれる看護師がいる!
こんな大変なことも一生懸命になれる!

私にとって衝撃でしたし、心が動いた瞬間でした。 

その管理者さんを頼りに就職したわけですが、「類は友を呼ぶ」とはまさにこれだと思いました。 

私が入職した時は全部で6人の小さなステーションでした。
しかし、みんなそれぞれキラキラ輝いていました。
一人も意地悪な人もいなし、みんな温かい人たちでした。
訪問看護の認定看護師もいました。 


ここで思いっきり勉強してみたい!と思って、3年。
パートから常勤になり、ケアマネージャーとしても働かせてもらった。

もちろん家庭との両立や、複雑な患者さん、終末期の看護…色々な苦労はあっても、不思議と「辞めたい」と思わなかった。 
辛くても、そこに患者さんがいると不思議と笑顔になれる。 
訪問看護はダイレクトにじっくり患者さんと関われることがいいところで、患者さんからいつもエネルギーをもらって自分が笑顔になれる。
そのエネルギーで患者さんの生活を支える。病気の苦痛から少しでも解放されるようにケアすることができるんだと思っています。    

 

 
~どうか介護、在宅療養のことで悩まないで~介護のこと、自宅療養のこと、病院の看護師さんとの関わりで困ったこと、悩んでいること・・・反対に嬉しかったことお聞かせください。私で答えられることは何でもお返事したいと思います。コメントお待ちしています。 

【訪問看護】私の訪問看護の出会い。この人と一緒に仕事してみたい!という好奇心から。

今回は、私が訪問看護の世界に飛び込んだきっかけを紹介します。

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

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訪問看護への興味、病院勤務…そして子育て。

 

私が訪問看護に興味を持ったのは
訪問看護ステーションは看護師の資格があれば、自分で開業できるからです。
学生の時にその話を聞いて、
経験を積んで、いつか自分の訪問看護ステーションを作ろうと思っていました(笑)

 

実際に看護師になり、病院での勤務ではそんなことは忘れて、とにかくバタバタと毎日が過ぎました。必死に仕事をしていたという感覚でした。

 

その後、結婚、出産 で看護の現場を離れました。同期がどんどん頑張っている中、社会と切り離されてるようで、ただ懸命に子育て子守をする自分が歯がゆくもっと頑張りたい、社会に出たい、仕事をしたいと常々思っていました。

 

3番目の子供は生まれつきの障害がありましたから、ますます仕事の復帰は難しくなりました。さまざま病院へ毎週通い、療育施設にもたくさん通いました。

4歳、2歳、1歳の子供たちを抱え片道1時間以上のかけて通院…

この大変な経験は、患者の気持ち、とりわけ病気を持つ子供の親としての思いを身をもって体験し、看護師としてまた、人としての深みを得られた貴重な経験を今もさせてもらってます。

 

 

潜在看護師のための 訪問看護リカレント研修

 

  3番目の子が幼稚園に通えるようになったある日、タウン誌の広告で訪問看護の研修を見つけました。研修は全5日、朝から夕方までの本格的なものでした。この研修は、熊本県の事業で5000円で5日間参加できました。

私は自分が以前思っていた、訪問看護ステーションで起業するという目標を思い出し、それに、ケアマネージャーの資格を取りたいと漠然と思っていたのでこれはチャンスだと、すぐ応募することにしました。

子供達のお迎えなど旦那が都合をつけてくれ、無事に参加することができました。

 

この研修は、今までただの主婦だった私にとって、どの話を聞いてもとても楽しかったし、再び仕事がしたい気持ちがどんどん湧いてきました。

 

 

研修内容は

 

1日目

最近の医療の動向を知り看護職の役割を考える

訪問看護制度/在宅医療における訪問看護とチームケア

 

2日目

介護保険制度とケアマネジメントの基本的な考え方

コミュニケーション技法の基本

在宅看護の代表疾患の理解

 

3日目

フィジカルアセスメント技法

がん患者のケア 疼痛緩和ケアの基礎知識等

 

4日目

訪問看護における医師との協働

ベッドサイド リハ/呼吸器リハビリの 基本/吸引/手洗い/ 経管栄養・胃瘻ケア/口腔ケアの実際/フットケア

 

5日目

認知症ケア

ライフワークバランスを考える

訪問看護とのディスカッション 訪問看護の実際

 

かなり濃い内容、しかも訪問看護ステーションに入職してすぐに役立つ視点での講義でした。

 

 

この講義の「訪問看護における医師との協働」を担当していた、ある訪問看護ステーションの管理者さん(看護師)の話した内容や、日々の訪問看護のやりとりがとても素敵だと思い、目を輝かせました。講師の方は私と同じ系列の看護学校の卒業ということで親近感を持ちました。医師との連携の難しさと、こんな良い関わりができた、悔しいことがあったという経験談、何よりも患者さんを一番に考えて真剣に向かい合っている現場が伝わってきました。

 

「こんな素敵な人と、一緒に仕事がしたい」

 

一気にそんな気持ちになりました。

 

5日目の最後に、実際の訪問看護ステーションの方とディスカッションする機会があり、最後に勇気を出して話をしてみました。

訪問看護やってみたいんですが…障害のある子どもがいて、半日しか働けないです。」というと、すぐに「大丈夫。どんな条件でも働けるから。おいで。一回見学にでもきてみて」と、とっても素敵な笑顔で名刺をいただきました。

 

この出会いがきっかけで、その訪問看護ステーションに入職することになったのでした。

週に2回9:30〜12:30までという短時間の条件でも喜んで入職させてもらいました。その後は徐々に時間を伸ばし常勤になりました。

 

そして、今も、

私は楽しく訪問看護の現場にいさせてもらってます。

 

「こんな、素敵な人と仕事がしてみたい」

 

この感覚って大事だと思います。

みなさんも、入職するとき、就職を考えるときの指標にしてみるといいかもしれませんね。

 

 

~どうか介護、在宅療養のことで悩まないで~

介護のこと、自宅療養のこと、病院の看護師さんとの関わりで困ったこと、悩んでいること・・・反対に嬉しかったことお聞かせください。

私で答えられることは何でもお返事したいと思います。コメントお待ちしています。

【体験談】訪問看護で緊急で訪問したときの話。「お母さん、私の誕生日にやめて。死なないで。」

【体験談】

 

訪問看護も4年目になりました。まだまだですが、日々、患者さんと向き合っています。

今回は、日中ですが、緊急に訪問したときの体験談をお話しします。

 

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

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「お母さん、私の誕生日にやめて、死なないで」

89歳の認知症のお母さん

 この患者さんは、89歳のおばあさんで娘さんと二人暮らしをしていました。娘さんは夫と離婚し、子供はみんな独立していました。小さな団地にお住まいでした。

 

 認知症が進み、徐々に日常生活動作もままならなくなり、動くことが少ないため、筋力も低下し車椅子の生活でした。家では小さな部屋でしたので、布団に寝ており、支えなくても座ることができる状態でした。要介護4でした。

近くのデイサービスに週に4回ほど通っていました。娘さんは夜勤もある老人ホームの介護スタッフをされていまいた。

 

 娘さんはとてもお母さん思いで、おそらく娘の名前もわからなく、オムツを自分で取ってしまい布団を汚したり、便を触ってしまうようなことがあっても、いつも笑顔で「本当にしょうがないのよ、お母さん。いい加減にしてちょうだい。」とお母さんをツッコミを入れるように軽く小突いていました。それでいて、食事量が少なくないか、水分は十分摂れているか、円背があり、背中に褥瘡(床ずれ)の傷をいつも心配していました。優しい娘さんです。

 

夜勤の時はそれでも、最終21:00にヘルパーさんがオムツを交換し、就寝のためのイブニングケアをして(入れ歯を外したり、着替えや顔を拭いたり)それ以降夜間は一人で過ごしていました。時々はショートステイを利用しての介護でした。もしも娘さんがいない時に家で亡くなっていても仕方ないという思いでした。自宅での最期も意識していました。

また、何かあっても長年、介護もしてきたし、最期は何もしないで(延命治療は望まない)そのまま自宅で看取ってもいいというお考えでした。

 

普段の訪問看護

 週に1回の訪問看護をご利用でした。主に、背中にできている褥瘡の傷の処置をしたり、着替えや清拭(体拭き)着替え、爪切り、手浴(便を触ってしまうことが多く、よく手が汚れています笑)娘さんへの介護指導などを行なっていました。

最近、あまり食べられずに痰が絡むようなことがあるということはわかっていました。

 

緊急での訪問

それまで、緊急で呼ばれることはなく、過ごしておりました。
その日はデイサービスで過ごしていましたが、痰が絡むことが多く、あまり元気がないので、一旦家に帰って訪問看護に診てもらおうということで、デイサービスから連絡ありました。

 

私が到着するとちょうどデイサービスから戻ってきたばかりでした。

様子を聞いて、すぐにバイタルサインを測ります。

SpO2は92%(体に酸素がどのくらい届いているか呼吸の指標になる。通常は95%以上)胸の音は痰が広範囲にあることがわかりました。

 

自分で咳をして出すように促してたり、ティッシュで出すように促しますが、なかなかうまくいきません。肺を圧迫しながら痰を出すように助けますが、あまり効果がありませんでした。

吸引器を持って訪問すればよかったのですが、
訪問看護ステーションの機材にも限りがあり、その時は3台ある吸引機は全部出払っており、持ってくることができませんでした。

 

おそらく昼食を誤嚥(飲み込む力が弱くて、間違って気管の方に入ってしまうこと。特に高齢者に多い)していて肺炎になりかけていると思いました。

すぐさま、訪問診療の医師に連絡を取り、指示を仰ぎます。

 

その時、娘さんも急遽、仕事を早退して帰ってきました。

 

医師は、今すぐにはいけないので、本来言われていたように、そのまま様子を見て自宅で看取るか、それが難しいなら、救急車で病院へ入院させるかということでした。

 

帰ってきた娘さんはとても慌てていました。最近、飲み込みが良くないことはわかっていました。痰はぬぐえどもどんどん出ている状態です。
呼吸も苦しそうになり、SpO2も88%と低下しています。

 

私は、娘さんに医師の判断を伝えながら、これからどうするかを考えてもらいました。とても辛い決断です。

 

N:「今までおっしゃっていた通り、急ですが、このまま亡くなることもあると思います。」

 

「でも、今まで覚悟していて話してきたことです。このまま家にいますか?」

 

「医師はすぐに来れないので、救急車に乗って病院へ行くかどちらかです。」

 

娘さんはとても、目の前で苦しそうに痰が絡んだ状態の母親をみて、気も動転しています。いくら今まで望んでいたことでも、実際を目の当たりにして決心が揺らぐのは当然です。

 

その状態で、ご本人の痰はどんどん絡んだようになり、顔色が悪く感じました。

 

  急がなくては!!

 

N:「悩んでいる間に、今のままでは厳しいかもしれません…」

 

娘:「病院へ行きます。やだ、今日私の誕生日なのよ。お母さん死なないで。」

 

 

 

救急車をすぐに呼び、病院へ搬送しました。

 

 

このまま、家にいる選択をすること

覚悟することは本当に難しく、特に、家族が自分一人の時ならなおさら、決め切ることはできないと思いました。

 

そんな時に普段関わっている看護師の判断やアドバイス、何気ない言葉で

家族にとって最適な選択ができるようにすることも、

またかなりのスキルが必要だと感じました。

 

今回、私は、娘さんの「死なないで」という一言が、

 

ここで、今まで望んでいたことだからと自宅で看取りにすることで、今までの長年の介護の苦労やそれ以前の生活の思い出などが、よかった経験として受け入れることができないかもしれないと思ったので、病院への搬送を選びました。

 

吸引機がなかったことで、これ以上何もできない状態と医師も来られない状況での判断でした。

 

 

 

 

入院は2週間ほどでしたが、無事に誤嚥性肺炎の治療をして退院することができましたので、また、二人の生活が日常に戻ることができたました。

 

 

 

 

まとめ

 このように、訪問看護では厳しい判断をしなくてはならない時があります。

 

自分も慌てていたと思います。どうして吸引器を持ってきていないのかと自分を責めました。吸引器があれば、もう少し悩む時間を持てたと思いました。(気道が確保でき、状態が少しでも改善できると思った)
娘さんの思いは普段から十分に聞いていましたので、在宅で最期を過ごすことを望んでいましたし、延命は希望していませんでした。しかし、実際は揺れるし、悩むし、決心できないものです。
 そんな時に「私の誕生日なのよ、死なないで」娘さんの素直な気持ちを聞いて、今、ここで最期を過ごすことになってしまったら、一生、娘さんは後悔してしまうかもしれないと思いました。あんなにも大変でも一生懸命介護してきた母です。死なすわけにはいきませんでした。

 

 時に楽しく、ほのぼのした気分にもなる訪問看護ですが、こういった命の選択の場面にも立ち会うことや厳しい場面があります。しかしどちらも信頼関係があってこその決断、時間だと思いました。

 

【介護保険サービス ヘルパー】訪問介護(ホームヘルパー)には身体介護と生活介護と2種類があります。

前回、訪問介護のケアプランの立て方、考え方を紹介しました。
自立を支援することが介護保険ではマストです。
まだ読んでない方はこちらをどうぞ。

 

ienikaerou.hatenablog.com

 
病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

 

今回は、ヘルパーさんのサービス内容を確認していきたいと思います。

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ヘルパーさんには生活支援と身体介護の2種類があります。

 

生活支援とは・・・家事を行います。ご飯を作ったり、部屋を掃除したり、洗濯物を干してたたむ、買い物など、その方の生活に必要な家事を行います。

 

身体介護とは・・・ご飯を食べるのを手伝う。トイレの介助、お風呂に入る時に見守ったり、髪を洗ったり、体を洗うのを手伝ったり、着替えを手伝う、オムツを交換する、車椅子に乗るために介助するなど、その方の体に直接触れて手伝うのが身体介護になります。

 

 この中でも、ちょっと特殊なところがあります。

 

 身体介護の中に「特段の専門的配慮をもって行う調理」というのがあります。調理なので、生活援助になると思われますが、実は身体介護に位置づけられています。

 

糖尿病の方に作るカロリー制限のある食事や、

腎臓病の方に作るタンパク質の量や塩分、カリウムの少ない食事を作ることや、

飲み込む力が落ちたり、噛むことがでいない人に対しての流動食など

を調理することが含まれます。

 

他にも自立を支援するための見守りを行うことは体に直接触れませんが、身体介護になります。

 

医療行為との区別も明確に。

 

平成17年度にはっきりと、ヘルパーさんができる医療行為に近い援助も明確にされました。

 

体温や血圧を測ったり、(デジタルの血圧計で)

ちょっとした、切り傷や擦過傷に絆創膏を貼ったり、

軟膏を塗ったり、

一包化した内服薬を飲ませる、

点眼や点耳、点鼻薬、座薬を入れる

歯磨きを手伝う

爪切り、耳かき(綿棒での清拭も)

市販の浣腸もできます。

 

このような行為は身体介護で行うことができます。

 

生活援助で気をつけたいこと

家事を手伝ってくれますので、一見、何でも頼んでいいように思いますが、少し決まりがあります。

 

ご本人の・・・

生活のスペースしか掃除できない。(本人が使うならトイレもお風呂も台所も OK)

本人の食べる分しか調理できない。

本人の洗濯物しか洗濯できない。

本人の布団しか干せない。

 

これってちょっと、もう少し融通を利かせて、家族の分もやってほしいと思ってしまいます。

介護で疲れているのだから自分たちの負担も減らしてほしい、そう家族は思ってしまいますね。

 

介護のための仕事を離職するということが社会的にも問題になっていますし、介護しながら仕事が続けられる、家事の負担が減るというのは大事です。

 

混合介護というサービスが、試験的に豊島区で2018年から始まる予定です。

mainichi.jp

 

これは介護保険サービスとしてのヘルパーを利用し、そのヘルパーさんがそのほかの家事を有料で続けて行えるというものです。

 

こういった、保険外サービスと従来の介護保険サービスを組み合わせて行う事業所は今後どんどん増えてくると思われますね。厚生省もすすめています。

 

 

他にも、日常生活を送るのに、ヘルパーさんがしなくても問題ない、草刈りや植木の手入れ、ペットの散歩などの世話もすることができません。

年末の大掃除や床のワックスがけ、家具の移動や窓拭きなどもできませんし、お正月や誕生日パーティーなど特別な手間をかける調理も禁止です。

 

 

 それから、生活支援(家事)は 同居者が行うことができるときは利用できないことになっています。

 

しかし、例えば、老夫婦で、重たる介護者の妻も認知症があったり、病気を持っていて動くことがしんどい場合など、また、家族はいるが、日中は一人で過ごしてる方などはちゃんと利用することができます。

 

 

気になる…料金

 

身体介護と生活支援で料金が違います。

 

23区のとある区では生活援助は20分〜45分未満で209円、45分以上257円です。(1割負担の場合です)

 

通院のための介護タクシーの乗車、降車介助では1回100円です。(タクシーの利用料金は別途かかります。)

 

身体介護は20〜30分で280円 30分〜1時間未満で443円となっています。(1割負担の場合です)

 

 値段の違いはありますが、家事や身の回りのことは生活の基本ですので、上手に利用したいですね。

 

まとめ

・ヘルパーには生活援助と身体介護の2種類があります。

・特別な調理は身体介護に含まれます。

介護保険サービスでは基本的に本人のためにしか家事を行いません。

・今後、混合介護などの保険外サービスを組み合わせたサービスができてくるでしょう。

・同居者がいるの場合は、理由がないと生活援助のサービスを利用できません。

 

 

 

 

~どうか介護、在宅療養のことで悩まないで~

介護のこと、自宅療養のこと、病院の看護師さんとの関わりで困ったこと、悩んでいること・・・反対に嬉しかったことお聞かせください。

私で答えられることは何でもお返事したいと思います。コメントお待ちしています。

 

 

【在宅療養】『自宅で自分らしく死ねる。そういう世の中を作る。』こんな思いの診療所のオープンカレッジがあります。

今日はある診療所の取り組みをほんの少しだけ紹介させてください。

 

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

 

 

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板橋区にある「やまと診療所」をご存知でしょうか?

 

 

ここの診療所は

自宅で自分らしく死ねる。
そういう世の中をつくる。

という壮大な理念を掲げています。

 

 

 

板橋区を中心に在宅での看取りの最前線を担っている診療所です。カンブリア宮殿などにも取り上げられています。

 

この診療所の画期的なサービス、医療人があります。

それがPA(診療アシスタント)と呼ばれる方々です。患者さんに近い存在で診療をサポートしています。

 

 

 

PAは米国では医師の監督のもと医療行為を行うことができる国家資格です。これを参考にやまと診療所では在宅医療PAを「在宅医療の効率化を行い、地域の誰よりも患者の自分らしい生き方を支援できる存在」です。

 

やまとの人材育成プログラムでは、各段階でOJT,OFF-JTでのトレーニングがあり、ステップアップには試験に合格することが必要です。ステップアップすることで、より患者様にしっかりと関わる仕事を任せられるようになります。待遇も向上します。人によってステップアップにかかる時間は異なります。

(ホームページより抜粋)

 

 

 

2017年4月よりオープンカレッジが始まり、やまと診療所のノウハウを学ぶことができます。なんてすごいのでしょう!!

 

 

www.yamato-college.org

 

 

とても興味があるので、私もセミナーを受けたいと思います。

しっかりと患者さんと向き合う、共感する、思いを汲み取る、代弁する・・・。
私たちに求められていることは自分の人間性までもを見つめる仕事なのかもしれません。

 

 

そこでの学びもまたレポートしていきたいです。

 

 

 

~どうか介護、在宅療養のことで悩まないで~

介護のこと、自宅療養のこと、病院の看護師さんとの関わりで困ったこと、悩んでいること・・・反対に嬉しかったことお聞かせください。

私で答えられることは何でもお返事したいと思います。コメントお待ちしています。

 

 

 

【勉強会レポート②】緩和ケア勉強会〜患者サポートセンターにおける支援の実際〜

前回に引き続き、基幹病院での緩和ケア勉強会での学びをレポートしようと思います。前回は退院支援の3段階プロセスを紹介しました。

 

ienikaerou.hatenablog.com

 これを踏まえて、実際の事例を取りげます。

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

私の感じた学びを紹介します。

 

 

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事例検討

がん患者さんの死に至るまでの経過

死に至るまでの経過を簡単に説明します。

 

認知症や老衰の場合長期間わたり徐々に機能低下していくため経過が緩やかな特徴があります。

 

心臓や腎臓、肺などの慢性疾患の経過は徐々に低下するのとともに時々、風邪にかかるなどをきっかけに、急激に病状が悪化して死を意識することも経験しながら経過をたどります。

 

がん患者さん死亡の数週間前までは機能は保たれており、病状は悪化してきていますが、日常生活の自分のことは自分でできる状態から、急速に機能低下していく特徴があります。

 

ですので、がん患者さんは本人、家族は機能が低下して、介護が必要になることのイメージをなかなか持てず、支援を受け入れられない現状があります。

 

 

事例  脳梗塞後の胃がんの患者さん

60代の男性、脳梗塞の後遺症で右半身麻痺があり、要介護2の認定を持っていたサービスはベッドなどの福祉用具以外は利用していなかった。仕事を生きがいとして、右半身麻痺はあったが続けてこられていた。今回胃がんを患い、手術、その後、抗がん剤治療を行ってきた。副作用により食べることができず、胃に直接流動食を入れられる胃ろうを造った。家族は同居している妻、独立している娘がいた。

 

今回の事例では、
一貫して、ご本人、家族とも家に帰りたいという希望があった。これは仕事を続けたい思いがあり、抗がん剤での治療費の心配があったのかもしれません。

 

胃ろうを造った時点で退院して、管理や方法を見てもらうために訪問看護ステーションが入っていた。その後自分たちで胃ろうの管理ができるようになったので訪問看護は終了となった。

 

・1回目の入院では骨転移により痛みが出てきており、入院となった。訪問看護の必要性を医師から説明され、再び同じステーションへ訪問看護を依頼した。

 

・2回目の入院では、骨転移での痛みが増強し、我慢できず入院となった。医師から訪問診療を入れることを勧めたが、動けなくなったら入院したい思いがあった。訪問看護の継続。訪問診療の話もあったが、家族や本人は病院への通院を希望した。

 

・3回目の入院では再び痛みが我慢できず、今回は訪問診療を使って家でも痛みのコントロールができるように勧めた。しかし、妻は訪問診療を自ら断ってしまった。

 

 

その度に必要性を説明し、情報を提供していたが、うまくいかなかった事例として紹介していました。

 

 

「どんなに言葉を尽くしても・・・」

 

患者さんの、家族の思いは

『最後まで治療をしたい。まだ動けるのにどうして訪問診療を勧められるのかわからない。』

 

医療者の思いは、

『(積極的な治療は難しい)近い未来、病院へ来ることが難しくなることがわかるから、家で安定して過ごしていけるように、痛みをが我慢して過ごすことがなように痛み止めの調整をしてほしい。 』

 

 

色々な情報を示したり、話し合いの時間を設けたが、双方の思いは重なりませんでした・・・

 

 

 

私が感じた学んだ まとめ

 

  この方は訪問看護ステーションが退院後から関わっていたにもかかわらず、痛みが我慢できなくて入院となっています。しかも2回ともです。

 

 

疑問???

 訪問看護は何をみていたの?

 

 

本人が最後まで治療を続けたい思いがあり、この基幹病院への通院を希望しています。

 

ですので、訪問看護は基幹病院の主治医と密に連絡を取り、
痛みのコントロールを自宅でできる限りすることが必要だと思いました。

 

痛みの評価を毎回の訪問で行えていたのか。

痛いと正直に言える人間関係が築けていたのか。

 

 

医療者として、人と人の関わりをおろそかにしては、本当に目の前の患者さんを救うことをはできないと思います。

 

やはり、人間関係がとても大切だと思いました。

本当にその患者さんの家族のニーズに応えてられているか考えるのが大事ですね。

 

 

私はきちんと患者さんと向き合えているのか、本当の思いを聞いているのか、心を許してくれているのか・・・

自問しながら、今日も訪問看護の現場に全力です!!

 

 

 

 

~どうか介護、在宅療養のことで悩まないで~

介護のこと、自宅療養のこと、病院の看護師さんとの関わりで困ったこと、悩んでいること・・・反対に嬉しかったことお聞かせください。

私で答えられることは何でもお返事したいと思います。コメントお待ちしています。