【介護保険】みんなが納めている介護保険料って、住んでいる地域で異なる!?
【介護保険サービス】
病気があっても自宅に帰りたい!
退院したい!と思っている患者様を1日でも早く、
ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!
実は、知らなかった??
今日は介護保険制度の財源についてお話します。
【介護保険制度の財源】
介護保険制度の財源の内訳はどのように負担しているか知っていますか?
公費として
国が 25%
都道府県で 12.5%
市町村が 12.5%
保険料として
40~64歳の方から 28%
65歳以上の方から 22%
といった内訳です。
意外にも国の負担割合より、40~64歳までの保険料のほうが多いのです。
皆さんで支えている介護保険制度です
今日注目するのは
都道府県、市町村の負担割合です。
12.5%ずつを負担しています。
これは地域によって保険料の違いがあります。
なぜ違いがあるのかというと
その市町村で必要な介護サービスの総費用×22%の負担割あり÷65歳以上の方という式で
計算されています。
ですので、
健康でサービスのいらない高齢者が多いところでは保険料は安くなりますね。
逆にサービスが多く、高齢者が少ないと保険料は高くなります。
例えば東京都北区だと65歳以上(22%)では月に約5430円です。
(H27年~H29まで基準額)
お隣の足立区では 月に約6180円になります。
隣でも500円近く違います。(年間で6000円ですので大きい!)
長野県魚沼市では月に約5800円です。
一番高いところは
逆に
一番安いのが
え!!倍以上も違うのか!!と 驚きますね。
これだけ地域で差があるんです。
ですので、あまり知られていないですが、
それぞれの市町村で独自のサービスがあります。
これについてはまたの機会に話したいと思いますが、各市町村で違いがあるのです。
ちなみに提示している負担額が「基準値」となっていますので、
所得に応じて保険料は14段階に分かれます。基準値が5段階目で市民税が非課税の方です。
14段階目は1800万以上の年収がある高齢者で、基準値の3.1倍だそうです。
40~64歳の方は、
勤めている会社のほうで医療保険と同じ算定方式に基づいて決まります。
国民健康保険の方は世帯に属する40歳以上の人数や所得により決まります。
この保険料の徴収は40~64歳の方は給料から天引き
65歳以上でしたら年金が年間18万円以上あると年金から天引きされるそうです。
気を付けたいこと
保険料を滞納していると、介護サービスが受けられなくなったり、
介護サービスを受けているとしても、
自費でいったん払ったりしますので(通常は1割ないし2割の負担です)
いざ、介護が必要になったから利用したいと思っても
困ってしまいますので、どうかお気をつけ下さい。
まとめ
・介護保険制度は国よりも40~64歳の方々のほうが負担額の割合が多い。
・市町村で保険料が異なっていて、地域により2倍くらいの差がある。
・滞納していると本来のサービスが使えなくなる可能性がある。
では。
~どうか介護、自宅療養のことで悩まないで~
退院したいけど言い出せない。退院に不安がある。介護のことで困っているなど、病気とともに生活していると、様々な悩みがあると思います。
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