住み慣れた家で安心して最期を迎える。それは最期まで自分の選択を貫くことかもしれない。
【住み慣れた家で安心して最期を迎える】
病気があっても自宅に帰りたい!
家で最期を過ごしたい!
退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、
ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!
最期を想像してみる
大切な人が愛する家族や大切な物に囲まれて、最期に目を閉じる…
自分が死ぬ時、何を選択したいと思いますか?
病気を患って、死を覚悟する時
巨大な不安が押し寄せてくると思います。
本当に自分のことなのか?
何かの間違えではないか?
死んだらどうなるのか?
痛いのか、苦しいのか…?
ガンの告知を受けた人が体験すると言われている心理過程があります。
①否認
告知を受けて、ショックのあまり事実を受け入れることができず、
「自分がガンになるはずがない。」と事実を受け入れることができない否認の気持ちです。
②怒り
「どうして自分がガンにならなければいけないんだ!」などと
周囲の人に当たり散らすようになります。
③取り引き
ガンを認め死を覚悟とするももの、もし治って元気なれるのであれば〇〇をします。などと神様と取引をします。
④抑うつ
怒りや取り引きの後に多く見られることがあるのが「抑うつ」です。
気持ちが落ち込み食欲がなくなる。
笑顔が減り誰とも話したくない気持ちになるのが抑うつです。
⑤受容
ガンである自分を受け入れ、治療に向き合い、
また、死を受け入れる準備を始めます。
自分の人生…
落ち込んでも悩んでもいられない。
ちゃんと最期をどう過ごすのか
選択したい…
日常のちょっとしたことを選択すること。
これは、私たちは毎日、小さな選択を繰り返して生活しているということです。
何時に起きよう?
今日の着る服は?
朝ごはんはパンにしようか。
何時の電車に乗って、
こんな仕事をする、
お昼はあそこのラーメンを食べよう
帰宅したら、お風呂に入る?それともご飯が先?
今日は疲れたから10時には寝よう
など、様々なことを自分で選択し実行しています。
時々、その選択を否定したり、こっちの方がいいとアドバイスしてくる人もいるでしょう。でも、最終的に行動をするのは自分です。
辛い時、なにもできないと思う時、
その小さな選択に目を向けてみてください。
何かを必ず選択して
自分の人生を確かに歩んでいるのです。
小林麻央さんが亡くなる3日前にあげていたオレンジジュースの記事。
お母さんが絞ってくれたオレンジジュースを飲むことを選択し喜びを感じている。
自分でそれを選ぶことができていましたね。
最期まで、自分の選択を貫くことそれができるのが自宅なのかもしれません。
また、考えていきたいです。
~どうか介護、自宅療養のことで悩まないで~
介護のこと、自宅療養のこと、病院の看護師さんとの関わりで困ったこと・・・私で答えられることは何でもお返事したいと思います。コメントお待ちしています。