自宅のベッドで最期を過ごしたい! 病気があっても家で暮らしたい!在宅療養・介護のはなし

介護保険制度を利用し病気を抱えながらもご自宅で生活されている方も多くなっています。「最期は自宅のベッドで愛する人に囲まれながら逝きたい」をどうやったら実現できるか、ケアマネージャーとして訪問看護師として考えていきます。

【在宅療養】症状を和らげたり、病気の安定のために内服薬は大切ですがきちんと飲めていますか?薬カレンダーの活用

【内服の管理】

 

病気の安定のために、症状の緩和のために大切なのがお薬です。

 

お家でのお薬の管理ってどうしていますか?

一人暮らしや高齢者夫婦、認知症などでお薬の管理が難しい方も多いと思います。

今日は、私も訪問看護でもいつも難しいと思ってしまう内服薬の管理についてお話しします。

 

病気があっても自宅に帰りたい!

家で最期を過ごしたい!

退院したい!と思っている患者さまを1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

 

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 まずはお薬カレンダーを使おう。

 

その日に飲むべき薬をカレンダーに配って入れておきます。

そこから取り出して、朝、昼、夕、眠前と薬を飲みます。

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お薬カレンダーのいいところは、飲んだのかどうか一目でわかることです 。

スタート時を訪問看護の日に合わせると、薬を入れた日から順番になくなり、次の訪問の時にどこが飲めなかったかの一目瞭然です。

薬をカレンダーにセットするのは、ご家族だけでなく、本人か一番よくわかってますので、自分で入れてセットするのがいいですね。

もちろん、ご自身や家族で無理な場合は、看護師が薬をセットすることもできます。

 

薬をバラバラにしカレンダーは入れるという作業は指を使いますので、認知症予防、脳の活性化にもなります!

 

お薬カレンダーは、Amazonなどでも買えますし、ダイソー100円均一などにもありますので探してみてください。

 

 

この薬の効能を知ろう

 

この薬はどんな作用があるか、きちんと理解して飲んでいる方は多くないと思います。

 

しかし、何のためこのくすりを飲んでるのかを知ってることで、自分の病気の理解にもつながります。

 動機がわかると薬を飲むという行動につながりますね。

 

高齢者の方は、たくさんの薬を飲んでいる場合があります。

 一つずつ覚えるのはたいへんですね。なので、大事な薬だけをくりかえし話したりして、なるべく大事なものだと認識してもらいます。

 

認知症などで薬をきちんと飲めているか、家族の方にチェックしてもらうことができない場合などは、ヘルパーさんに確認してもらったり、デイサービスのスタッフにお願いしたりもしています。

 

 

 

まとめ

 

・まず、お薬カレンダーがオススメ。

飲めているかどうか分かりやすい。

・薬の内容を知ることで自分の病気を知る機会になる。

 

 

~どうか介護、自宅療養のことで悩まないで~

介護のこと、自宅療養のこと、病院の看護師さんとの関わりで困ったこと・・・私で答えられることは何でもお返事したいと思います。コメントお待ちしています。