自宅のベッドで最期を過ごしたい! 病気があっても家で暮らしたい!在宅療養・介護のはなし

介護保険制度を利用し病気を抱えながらもご自宅で生活されている方も多くなっています。「最期は自宅のベッドで愛する人に囲まれながら逝きたい」をどうやったら実現できるか、ケアマネージャーとして訪問看護師として考えていきます。

【もっと知ろう】認知症について詳しくなろう②

【自宅療養・介護】

 今日は介護が必要な方で多い、「認知症」について前回のお話しに引き続き、したいと思います。

前回はこちらから

 

ienikaerou.hatenablog.com

 

 

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脳血管障害認知症について

二番目に多い認知症です。

ではどんな特徴があるのでしょうか?

 

高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、虚血性心疾患(狭心症心筋梗塞)に

起因して,脳の障害が原因で認知機能の低下が起きます。

脳梗塞などで一部の脳の機能が低下した場合に、認知機能の低下がみられます。

 
脳血管性認知症に関して・・・

脳梗塞脳出血は、麻痺が出たり、失語、失認などの行動の障害も加わり、

より生活が大変です。

そこへ認知機能障害があるので不安が強いと思っています。

 

 できないことがある(麻痺などで動かない)

 わからないことがある(認知機能の低下)

→不安が強い

 

ということです。

 

私は繰り返し言っていますが、

自分がその状況だったらどう感じるかを想像することが大事だと思っています。

一瞬でも気持ちを合わせる・・・

 

これは、私が看護学校の時の実習で出会った患者様との関わりの中で学んだことです。

忘れられない患者様がいます。

 

この話はまた別の機会でお話ししたいです。

 

 

認知機能とは?

今日が、何年・何月・何日なのか

季節はいつか?

夜ご飯は食べたのか、

トイレの場所はどこか?

洋服の着る順番は?(パンツ・シャツ・上着・ズボン・靴下などをきちんとはけるのか?)

など、普段の何気ないことができない、難しいことです。

 

そのために、本人は病気のことを認識しなくてはいけないわけで、

そのたびに老いてしまった自分をみつめなくてはいけない大変な作業です。

 

すんなり、「年だから仕方ないですもんね」と言われる高齢者の患者様もいれば、

やはり、自分の想像と老いが追い付いていない感覚があると思います。

 

その不安を理解することで

私は認知症との関りが変わると思います。

 

「こんなこともわからないのか。どうしてすぐ忘れるんだ。さっき言ったのに。」

 

こんな感情では

相手がより強く不安になるのからです。不安があると抵抗が強くなります。

ケアをする際は 相手にとって安心できる人になる必要があると思います。

 

 

まとめ

・脳血管障害性認知症という認知症があり、

 認知機能の低下と麻痺などの身体機能脳障害が加わることで不安が大きい

 

・相手の不安を理解することでケアに対する拒否反応を少なくできる。

 

 

 

 

 

~どうか介護、自宅療養のことで悩まないで~


退院したいけど言い出せない。退院に不安がある。介護のことで困っているなど、病気とともに生活していると、様々な悩みがあると思います。

~どうか介護、自宅療養のことで悩まないで~


退院したいけど言い出せない。退院に不安がある。介護のことで困っているなど、病気とともに生活していると、様々な悩みがあると思います。


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