自宅のベッドで最期を過ごしたい! 病気があっても家で暮らしたい!在宅療養・介護のはなし

介護保険制度を利用し病気を抱えながらもご自宅で生活されている方も多くなっています。「最期は自宅のベッドで愛する人に囲まれながら逝きたい」をどうやったら実現できるか、ケアマネージャーとして訪問看護師として考えていきます。

【誰でもわかる】デイサービスってこんなところ

こんばんは。

病気があっても自宅に帰りたい!

退院したい!と思っている患者様を1日でも早く、

ご自宅で安心して過ごせるようにしたい訪問看護師、ケアマネージャーです!

 

今日は【デイサービス】についてお話ししたいと思います。

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はじめに

 デイサービスと聞いてどんなところを想像しますか?

おじいちゃん、おばあちゃんが座ってお茶を飲んで、歌を歌ったり体操をしたり。

 

「幼稚園みたいなことするでしょ?あんな恥ずかしいところ行きたくないわ」と

88歳のある女性の方に言われたことがあります。

そうですよね。

なんとなく、車でお迎えが来て、ちょっと体操したり踊ったり、お茶飲んで、

昼食を食べ、カラオケして、おやつを食べてみたいなイメージですよね。

 

 

どんなところ?

デイサービスの正式名称は「通所介護」という名前です。

デイサービスセンターに通ってもらい、介護を受けるところです。

利用時間は午前中のみ、午後のみなどの短い時間から利用でき、

だいたい1日7~9時間が一般的です。

入浴や食事の提供やリハビリを行ったりします。

利用者さん(介護保険ではサービスを使用してる人を利用者と呼びます)それぞれで受けている介護はそれぞれです。

 

重要:介護されているご家族にとっては、日中に預かってくれるので、介護の疲れをいやしたり、自分たちの用事を済ませることに時間を使えるので、一石二鳥です。

 

1日の流れ

 

 

8:30 車でお迎えが来ます。

    (お昼の飲み薬やその日に入浴をするなら着替えなどを持っていきます。)

    ほかの利用者さんを順番に乗せますので軽いドライブを楽しみます。

 

9:30 デイサービスに到着

   支度をして、テーブルなどに座ります。

    看護師が体調をお伺いします。(血圧やお熱を測ります。)

10:00 朝の会や簡単な体操など

10:30 入浴

(介助が必要な車いすの方や寝たきりの人でもはいれるような機械のお風呂があります。職員が一緒に入って体や頭を洗う手伝いをしてくれます。)

    リハビリ 15分~40分程度

(ほとんどのデイサービスに理学療法士さんや作業療法士さんなどの先生がいて、個人個人にリハビリをしてくれます。)

11:30 食事の準備 

12:00 昼食

(自分で食べられない人へ食べさせてくれたり、食事の内容も病気に合わせたり、おかゆなど硬さや形態を変えて用意してくれます)

    昼休み 食後の歯磨きなど

13:30 レク リハビリ

(ここが一番特徴がありように思います。それぞれのデイサービスで内容は本当にいっぱいあります。レクに力を入れていたり、リハビリに特化していたり・・・)

  手芸、カラオケ、太極拳、ダンス、工作、習字、写経、パチンコ台なんかもあります。

  一番の楽しみは外出のレクです。

近くのショッピングモールにお買い物に行ったり、季節の花を見に出かけたり、観光地に行ったりします。喫茶店でコーヒー、デザートを食べにいったり・・・。

 

本当にいろいろ工夫されていますよ。

 

ですので、レクをどんなことをしているか見学をお勧めします。

15:00 おやつ 水分補給

 

16:00 車でご自宅まで送迎(またしばし、ドライブをお楽しみください)

 

意外に、幼稚園みたいなっていう印象と違って、本格的な作品を作っていたり、楽しいと思えることをできるところがあると思います。

 

利用料金は?

介護度で料金が変わります。

一回の料金が(1割負担の場合)

要介護1ですと700円程度 ~

要介護5で1200円程度ですね。

 

まとめ

 

・様々なレクがあるので見学をしてみてから決めよう

・利用時間もご自分にあったものを選べるので短時間から利用してみるのもおすすめ

・なにか目的をもって出かけよう(お友達とおしゃべりをたのしむ、お風呂に入れてもらう、リハビリ、趣味をいっしょにするなど)

・なにか、嫌なことがあったら何でもケアマネージャーさんに話そう

(これはいろんな介護者がいるので言葉使いや態度などで不快な思いをしたり、またほかの利用者さんとのトラブルもあります。)

 

 

 ~退院したいけど言い出せない、不安がある、介護の悩みや困っているなど、コメントへ入れていただければ、お答えします。~

私でお答えできることはなんでもお返事していきたいと思っています。

どうぞ、気軽にコメントをお願いします。